運動機能の現状を知ろう

尾道市立大学 藤岩秀樹


”体力”というコトバ
体力の構成要素
行動体力と防衛体力

最近増えている高齢者の転倒
高齢者の救急搬送の8割は転倒
高齢者が骨折しやすい部位
転倒の典型的な例は
なぜ転倒してしまうのか
年をとるとともに筋力の低下で足を高く上げられなくなり、歩幅も狭くなる。
すり足歩行では小さな段差にもつまづきやすい。
つまずいたときに体を支える筋力や平衡感覚があればいいが、いずれも衰えているため転倒してしまう。

知っておきたい高齢者の筋力低下
行動体力の加齢変化
加齢にともなって萎縮しやすい筋肉
加齢による下半身筋力の低下
加齢に伴う歩行スピードの変化
下半身の筋力測定
加齢による筋量の変化
歩く速さと転倒の関係

”筋力”についての豆知識
”白身”と”赤身”
白筋を鍛えるには少し強い負荷が必要
白筋(速筋繊維)と赤筋(遅筋繊維)
高齢者では白筋繊維が減少している
転倒・骨折を防ぐためには
ウオーキングだけでなく、全身(特に下半身)の筋力を維持・強化するような運動が大切である。
骨粗しょう症防止のために、十分なカルシュウムとバランスのとれた食事
ビタミンDを活性化させるための、ほどよい日光浴


正しいトレーニングの理論




体力年齢を下げる