対象テーマ：小型合併処理浄化槽
合併浄化槽のしくみ



浄化槽の特徴は、①処理性能が優れている。②設置コストが格安。③短時間で設置できる。④地形の影響を受けず、どこにでも設置可能。⑤自然の浄化能力も活用し、清流を回復。
浄化槽で環境保全と快適な生活が実現します。
浄化槽は、水質保全効果に優れています。このため、国庫補助制度等を活用して、浄化槽の整備に努める自治体が増えています。
しかし、大きな問題は浄化槽の維持管理費用が高いことです。


情報収集
浄化槽維持管理費用

浄化槽維持管理費用の詳細
2004年4月～2018年11月の浄化槽維持管理費用の合計は602010円です。
①本装置の設置費用は１６２７５００円。
②浄化槽維持管理費用／本装置の設置費用は、37.0％

※１　浄化槽清掃・・・3人で25分

尾道市環境政策課からの情報収集
法定検査において、清掃が実施（年に１回）されていない場合は、浄化槽の使用者（管理者）は、浄化槽改善報告書を尾道市長（環境政策課）に提出します。
下水道課は、生活環境の保全及び公衆衛生上必要があると認めるときに、浄化槽管理者に対し必要な助言・指導を行うことができる。
下水道課に、VEは対象の機能向上とコストを下げる管理技術であり、浄化槽維持管理費用のVEを紹介。
水道課に、浄化槽管理清掃契約者（新田衛生社）に対し、浄化槽維持管理費用削減のVEのご指導・支援をお願いした。

広島県浄化槽維持管理協会からの情報収集
「浄化槽の維持管理費が高い」については、最寄りの行政機関に相談してください。
なお、このような意見があることを受け止め、行政機関に、補助などの取り組みをお願いします。
➡尾道市行政機関（尾道市都市部下水道課）に、清掃業者に対するVE提案を行い、浄化槽維持管理費用の削減の支援をお願いした。
➡広島県浄化槽維持管理協会に、VE提案を活性化するための支援（助成・補助等の取り組み）をお願いした。

市町が管理者に代わり、浄化槽の維持管理を行う取り組み・・・広島市・三原市など
市町が浄化槽の維持管理費について、助成を行う取り組み・・・世羅町など

尾道市新田衛生社からの情報取集
新田衛生社と浄化槽管理清掃契約。
・浄化槽の維持管理ならびに清掃作業
・尾道衛生協会の定める管理費３０００円。
・交換部品　修理費は実費を徴収。
・清掃費は清掃時に徴収。

静岡県のVEへの取り組み（VEの考え方）

公共事業のVE提案制度

島根県の公共事業のVE提案制度VE

家庭用浄化槽の維持管理費用

家庭用浄化槽の管理費用

公益財団法人　全国中小企業取引振興協会
下請事業者は、・・・・価値分析（VE）の実施、・・・・経営管理の近代化に努める。（下請取引改善講習テキスト50頁）
・・・・・単価については随時再協議を行うものとする。（下請取引改善講習テキスト５１頁）

VEアプローチ
ＶＥの7つの質問とアイデア発想のチェクリスト・GAP分析（目標と現状とのギャッ対策）・実用VEなどを活用