~聖なる道~



第27日 主イエスよきたりませ
「御霊も花嫁も共に言った、『きたりませ。』
これらのことをあかしするかたが仰せになる、
『しかり、わたしはすぐに来る。』
アァメン、主イエスよ、きたりませ。」(ヨハネの黙示録22・17、20)
旧約時代のすべての義人達の憧(あこが)れ、
切なる祈りは、
この悲惨極まる地上に、救いと平和をもたらす、メシヤの来臨を促進し、
「荒野に主の道を備え、
さばくに、われわれの神のために、大路をまっすぐにし」(イザヤ書40・3)、
メシヤを現実的に迎えることに集中されたのである。
「天よ、上より水を注げ、
雲は義(キリスト)を降らせよ。
地は開けて救(主)を生じ、また義をも、生えさせよ。」(イザヤ書45・8)
それはあたかも、旱(かん)天に慈雨を祈り求めるが如くであった。
かくして、ついに待望のメシヤを地上に迎えたのである。
「聖霊があなたがたにくだる時、
あなたがたは力を受けて、・・・・・・わたしの証人となる。」(使徒言行録1・8)
キリスト時代の弟子達、わけてもキリスト昇天直後の弟子達の祈りは、
「聖霊きたり給え」、この一点に集注されていた。
聖霊の降臨、預言者達の口を通して、神より約束されていた聖霊の傾注、
キリストご自身のみ口をもって約束されし聖霊の降臨(ルカ24・49)
「彼らはみな、婦人たち、特にイエスの母マリヤ、およびイエスの兄弟たちと共に、
心を合わせて、
(『聖霊来たり給え!』と)ひたすら祈りをしていた」(使徒言行録1・14)のであった。
ついにペンテコステの日がきて、
120名の弟子達が祈っていると、
聖霊がくだり、
炎のようなものが現れ、
ひとりびとりの上にとどまり、
一同は聖霊に満たされ、
彼らはエルサレムからロ-マまで、福音によって世界を征服するに至ったのである。
終末時代に臨めるわたしたちの使命は何か、それを明確にする必要がある。
わたしたち異邦人がこの終末時代に聖霊を受け、
生ける神の印(御名の印)を与えられたのは、
残りの者であるイスラエルの民、
14万4千人のものに、
神の印を押し、
教会(エクレシャ)において予定されている永遠のいのちの数を満たし、
花嫁なる教会を完成し、
教会の花婿であるキリストご自身の、
栄光の顕現(再臨)を促進し、ついに実現し、迎え奉(まつ)ることである。
旧約時代の義人・・・・・・・メシヤの降誕
キリスト時代の弟子・・・・聖霊の降誕
終末時代の聖徒・・・・・・栄光のメシヤの再臨
以上が各時代における預言者、使徒、聖徒に与えられし使命である。
「御霊も花嫁も共に言った『きたりませ。』」
「アァメン、主イエスよ、きたりませ。」