~聖なる道~



「御霊も花嫁も共に言った、『きたりませ。』
これらのことをあかしするかたが仰せになる、
『しかり、わたしはすぐに来る。』
アァメン、主イエスよ、きたりませ。」(ヨハネの黙示録22・17、20)
旧約時代のすべての義人達の憧(あこが)れ、
切なる祈りは、
この悲惨極まる地上に、救いと平和をもたらす、メシヤの来臨を促進し、
「荒野に主の道を備え、
さばくに、われわれの神のために、大路をまっすぐにし」(イザヤ書40・3)、
メシヤを現実的に迎えることに集中されたのである。
「天よ、上より水を注げ、
雲は義(キリスト)を降らせよ。
地は開けて救(主)を生じ、また義をも、生えさせよ。」(イザヤ書45・8)
それはあたかも、旱(かん)天に慈雨を祈り求めるが如くであった。
かくして、ついに待望のメシヤを地上に迎えたのである。